

感謝の心が人を育て
感謝の心が自分を磨く
〜作者不明〜
何歳まで生きたかは
重要ではない
いかにして生きたかが
重要だ
〜リンカーン〜

地球は最初、ほぼ水蒸気と二酸化炭素と窒素で覆われていました
そして、やがて地球表面の温度が下がり、水蒸気が海となり、
植物プランクトン・海藻が生まれました
その植物プランクトン・海藻が、太陽の光と水で光合成し、酸素が生まれ
長い年月、光合成し続けた結果、地球上の生物が生き続けられるほど
酸素が増えていきました
この植物プランクトンや海藻のおかげで、地球上の3分の2の酸素が作られ
陸に住む私たちや、海洋生物すべてのエネルギーのもととなっています
そして今、長い年月をかけ 作りだされた酸素が
たった、この100〜200年の急速な産業発展の影響で、バランスが崩れ始めているのです
世界各地で、大規模な森林伐採、安価な食肉の為に、人の手による森林火災が行われ
気候変動は加速しています
アマゾンでは1日に、東京ドーム650個分の森林が燃えているとされています
北極の海氷は、すでに3分の2が失われていて
2020年、最高気温38度を記録しました
南極も、+20度を記録。
ケンブリッジ大学、海洋物理学者の博士は
『このままでは、2035年までに、夏の海氷がなくなるかもしれない』
と、発言しました
2021年1月、死者も出した 日本各地の大雪も温暖化が原因です
今や、気候変動・海洋プラスチック汚染は世界の環境問題の最優先課題に上がっています
世界各地で活動している環境保護団体『GREEN PEACE』は
『PROTECT THE OCEAN』
2030年までに、
世界の海の3分の2以上を
海洋保護区にするための活動
など、様々な企業・団体が保護活動のために、立ち上がっています
ところで日本は、世界で何番目くらいに
気候変動等の自然災害の影響があると思いますか?
それは、世界で2位と言われています
1位は、フィリピンです
そんな中、気候変動への理解について
日本は ワースト1という調査結果が、出ています

2020年、深刻な自然災害に見舞われましたが
何もかも整備されている平和な日本は、
目に見える変化が台風以外には あまりないので
理解しにくい環境かもしれません
2015年、海洋ゴミ蓄積量は既に1億5000万トンを超えていると発表されました
海洋へのゴミ流出量の試算は、世界で年間
少なくても800万トン、多くて 1,100万トンを超えています
そして、そこに拍車をかける様に 世界のプラスチック生産量は
2030年までに40%増加する見込みで
このまま手を打たないと、2040年には年間2900万トンの流出
海洋ゴミ蓄積量は、6億トンになり
2050年には海の生物の総重量を超えると言われています
海が、地球の表面積の7割を占めている事を考えると、計り知れない量になりますね


(長崎県の海岸参考資料)
海洋に出たプラスチックは、400年以上 海に漂います
紫外線・波浪によって小さくなったプラスチックは『マイクロプラスチック』と呼ばれ
海洋生物への多大な被害が確認され、人体への影響も出始めています
漂流物に絡まる事故が多発し、エサと間違えて飲み込み、空腹を感じず餓死。
英スコットランドの海岸では、一昨年100キロのゴミ(手袋・ロープ・プラスチックコップ・ペットボトル・レジ袋等)を体内に溜め込んだマッコウクジラが打ち上げられました

また、海で死んでしまったウミガメ102頭の内蔵を調査したところ
すべてのウミガメから、マイクロプラスチックや合成粒子が800以上見つかりました
そして実際に今 漁獲されているイワシの8割以上から、プラスチックが検出されています
皆さんも、魚をさばく機会があれば 胃の内容物を見てみてください
人体への被害としては、マイクロプラスチックを食べた魚や様々な加工品、添加物、
プラスチック容器等を介して
人間は、1週間にクレジットカード1枚分のプラスチックを食べているとされています
そして最近、妊婦さんの胎盤の胎児側、母体側の両方から
マイクロプラスチックが検出されました
これから まだまだ様々な研究で、たくさんの事が明らかになっていくでしょう

